圧倒的防滑性。
世界最高峰の
グリップ力を誇る
「HyperV®」とは

原田 龍二HARADA RYUJI

商品開発部部長

最大限のパフォーマンスを引き出す
滑りにくさ世界最高峰のラバーソール

厨房や工場といった足元が不安定な現場での転倒事故をなくしたい―。「Hyper V」は、その思いから2004年に誕生したラバーソールです。最大の特徴は、通常の路面はもちろん、水や油などが飛散した状況でも驚異的なグリップ力を発揮すること。その威力は世界トップクラスを誇り、タテ・ヨコ・ナナメのすべての方向で滑りにくい構造で、体重がかかったときだけグリップ力がかかる仕組に。今ではワークシューズだけでなくスポーツシューズにも使われ、その可能性を広げています。

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

ハイパーVソールは日進ゴムが
開発した革新的なゴムソールです。

元々は各種工場や物流業、飲食店、高所作業などで、水や油、石鹸水等が床面に飛散した現場にて足元から作業者の安全を確保し、転倒事故を未然に防ぐ為に開発された商品です。

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

全方向で滑りにくい

特殊なV字の意匠で、タテ・ヨコ・ナナメ全ての方向で、滑りにくい構造になっています。

地下足袋メーカーが生み出した
特許技術を有する「V」の字構造

「Hyper V」の脅威のグリップ力を可能にするのが、靴底のV字構造。その着想の原点となったのが、自社が手がける地下足袋の靴底でした。足裏からの情報伝達やグリップ力に優れる日本伝統の履物、地下足袋。その特性を生かしつつ、水や油の上でも排水効果を発揮できる形へと何度も改良を加え、滑りにくいゴム素材を研究・開発すること約10年。特許技術を有する世界唯一のラバーソール「Hyper V」が完成したのです。

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

安全靴の耐滑性規格
区分 動摩擦係数
1 0.05以上、0.10未満
2 0.10以上、0.15未満
3 0.15以上、0.20未満
4 0.20以上、0.30未満
5 0.30以上

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

従来の2.5倍滑りにくいソール

ハイパーVソールは、独立行政法人労働安全衛生総合研究所技術指針に定める耐滑性能最高区分5をクリアしており、その性能は、水や油、石鹸水等で濡れた路面上で高い効果を発揮します。

設計・調合から検査まで自社で行なう高い品質

「HyperV」は日進ゴムが設計・調合から検査まで手がけるラバーソールです。自社の技術チームがゴムの素材を開発し、その独自レシピをもとに工場で製造を行うことで、オンリーワンの技術と確かな品質を守っています。また試験室も自社で構え、耐滑性能や耐久性、耐劣化性など、さまざまな角度から緻密にチェック。こうして日本のクオリティを世界へと届けているのです。

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

過酷な現場のニーズに応える
高い耐久性

高所作業の現場で使用されていたハイパーVソール。
ソールは鉄骨の足場にあたる部分のみ(前足屈曲部と踵部)擦り減っている。
作業中の転倒が命に関わる過酷な現場で、高い防滑性能を持つハイパーVソールは、多数のユーザーから支持されている

自社の技術チームが
開発したオリジナルレシピ

このハイパーVソールは様々な原材料を合成して組成したゴムを、綿密に設計された特殊なV字形状のパターンに落とし込むことで、従来のゴムソールと比較して圧倒的な防滑性能を得ることに成功しました。

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

RUBBER SOLE TECHNOLOGY

静摩擦から動摩擦への
移行がスムーズ

従来のソール(左図白のグラフ)だと、摩擦が静から動に移行する時に、大きな変動(スリップ)が発生しますが、ハイパーVソール(左図緑のグラフ)は動摩擦曲線が安定しており、その後もスムーズな移行を見ることができます。

「Hyper V」を応用した
個性豊かなシリーズ展開

「Hyper V」はその技術力と発想力を応用し、水と油以外でも滑らない靴を開発しています。
その一つが、「Hyper V スタッドレスソール」です。やわらかい特殊ゴムと階段形状により、氷や雪の凹凸がある路面や大理石のようなツルッとした床でもしっかり接着。ゴム素材なので床も傷つけず、離脱着できる「かんじき仕様」なので既存の靴へ簡単に装着できるのもポイントです。

太田 欽也OOTA KINYA

営業1部営業課

アスリートとともに作る
アスリートのための競技用シューズ

「JIRIKI」を作るうえで譲れないポイントが、アスリートの声を直接聞き、その声をもとに設計・製造を進めること。どういう形が良いのか、何をブラッシュアップすべきか。アスリートの意見を聞いては改善し、また意見を聞いては改善しを繰り返すこと約10回にも及ぶ。発案から1年半かけてようやく完成した「JIRIKI」第1号が、バイクトライアル専用シューズでした。さらなる高機能モデルを開発するため、アスリートの声を聞く―。常にアップデートを繰り返すからこそ、多くのアスリートから支持されているのです。

自転車競技用シューズJIRIKI JKB-#1

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自転車競技での
パフォーマンスを向上させるため、
ゼロから作り上げた設計・デザイン

「JIRIKIバイクトライアルシリーズ」は、細部にわたってアスリートの意見を集約した、日本初のバイクトライアル専用シューズです。あえて内側を高くしたアンシンメトリーな形状は、くるぶしをクランクから保護しつつ、足首の動きを妨げないよう配慮したデザイン。また、靴紐だけでなくベルトを加えることで、ホールド感はもちろん、ペダリング時の紐の引っ掛かりを軽減させる設計になっています。ミッドソールは日本人の足に合うようゼロから型を作り、ペダルの感触が伝わりやすいよう硬さと厚さを綿密に設計。さらに一番破損しやすいつま先に耐久性の高いゴム素材を採用。アッパーにメッシュ素材を使うことで、通気性を向上させました。

パワーリフティング用シューズJIRIKI JKP-#1

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パワーリフティング用に
靴底の厚みを極限まで薄くし
地面をつかむような感覚を追求

「JIRIKI パワーリフティングシリーズ」は、限界に挑む競技者の力を120%発揮できるよう開発された日本初のパワーリフティング専用シューズです。最大の特徴は、指先の一本一本で地面をつかむような感覚を追求したわずか7mmという薄いソール。ダイレクトにパワーを地面に伝達でき、アスリートの力を最大限サポートします。また、インソールを脱着可能にし、自分にあったフィット感を選べるように。ベルトを装備したことで靴の中で足が動くことを抑えられ、パワーロスの少ない靴に仕上げています。